六本木クロッシング2010 芸術は可能か?

森美術館「六本木クロッシング2010 芸術は可能か?」に行ってきた。
六本木クロッシングは3年ごとに開催されて、今回が3回目。
1回目は情報芸術コース絡みの人たちもわりかしキュレーターや作家として参加してましたよね?でも私は1回目を見てません….。
というわけで私にとっては2回目の六本木クロッシング展だったんですが、前回、前々回よりも出展作家数はぐっと抑えられていますね。過去2回分で93組のアーティストが参加していて、今回は20組。作家数が多すぎても疲れるので、今回くらいがちょうどいいかもしれません。選出の際デザイナーや建築家も除外したそうです。
展覧会としてすごく楽しかったです。ちょっとここ数日は表現についてかなりネガティブに考えていたんですけど、パワーがある作品が多くて、やる気をもらえました。いや、本当に久々ですよ。「いいな」を越えて「頑張ろ」ってやる気をもらえる展示は。
ギリギリだなって作品がいくつかあった。
ギリギリっていうのはスタイリッシュな「アート」ではなくて、日本で表現することのグロテスクさを含んでいるいわゆる日本の「芸術」のギリギリさ加減が刺激的でした。個人的に「ギリギリだなー」と思ったのは
・CDジャケットを手書きで複製した相川勝
・本人がロッカーから出てきてパフォーマンスする雨宮庸介
・既製品を組み合わせて音の出るマシン(?)をつくる宇治野宗輝
・社会の周縁で生きる人にスポットをあて、現実とも虚構ともとれる映像の八幡亜樹
・在日韓国人との結婚をテーマにした高嶺格
どれも芸術だったと思う。真剣さと力強さと悲しいくらいの滑稽さ。そういうものがあった。
にしても
入館料1500円+カタログ2500円+六本木で昼食1200円=美術鑑賞1回5200円か…..(白目)
入館料1000円とカタログ1500円くらいだったら、まだそんなもんかって感じなんだけど。
あ、でもカタログ(2520円。高い。)の冒頭に掲載されているキュレーター3人の文章がそれぞれ良いです。すごく真剣です。読むとさらにこの展示の意味が理解できると思います。