東京都現代美術館「フセイン・チャラヤン」など


東京都現代美術館で「フセイン・チャラヤン ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅」を観ました。フセイン・チャラヤンの名前は聞いたことがあっても、そのクリエイションについてはよく知りませんでした。どこで買えるのかも知らないし、どういう服で、なにが評価されているのかも。

コンテンポラリ・ファッション(という言い方があるのかはわからないが)の展示は年に何度もないので、こういう機会は逃せないです。Twitterのポストをみると評判はいいし、休日だし、昨日の某新聞の特集で取り上げられていたから「きっと混んでるだろうな」と思って15時ごろ東京都現代美術館に到着するとガラーンとしてました。開催中の展示が「フセイン・チャラヤン」と常設展だけにしても人が少ない。

しかし展示室に入るとそれなりに人はいましたね。シャレオツどもが!映像展示が多かったので人の流れが滞りがちでした。映像ブースがちょい狭いような気がした。インスタレーション系はゆったりみれたけども。

ファッションの展示ってドールに服着せて並べて、コレクション映像のブースがあって…って単調になりがち。でも今回の展示は服の展示っていうよりも、インスタレーション作品の展示ですね。フセインチャラヤン本人はインタビューで「自分はファッションデザイナーではなくファッションアーティスト」というようなこと言っており、フセインチャラヤンというアーティストの個展ですね、これは。

映像作品は比較的多い印象。内容は外人っぽいというかファッションっぽいというか、特にオチもスペクタクルもなく「アート」って感じ(いや、嫌いじゃないですよ)。複数台のプロジェクターを使用してたり、映像を同期させていたり、見せかたはとても豪華だった。見せかたをきちっとさせているところはデザイナーって感じがした。

印象的だったのは《111》ってタイトルの2007年のコレクション映像(←もしかしたらタイトル間違ってるかも)。自動でドレスが動くやつ。まあコレクションの映像をブースで流しているだけなんだけど、感動した。それといちばん最後にあったLEDのドレス。ただLEDが光ってますってところで終るんじゃなくて、美として昇華されてると思った。あとはその前にあったレーザー光線が出てるドレスも印象的だった(最初の写真)。多摩美でいうとテキスタイルと情報が合体したような展示。大学の中でこういう作品がでてくるようにするには、学科の枠をとっぱらう必要はあるかもしれないですね。このへんの映像はyoutubeでHussein Chalayanで検索するとたくさん出てきます。



あとは常設展の「Plastic Memories | いまを照らす方法」。これはみたほうがいいですね、絶対!
全体的に空間もゆったりしていて見やすい。そしてボルタンスキーやら松本竣介やらの作品も見れて悪くないんですが、最初の展示室にある山川さん(山川冬樹)の作品がヤバい。昨年のヨコハマ国際映像祭にも出展されていたそう。自分は初見でした。とりあえずあまの感動に泣いた。ほんと、見て欲しいなー。

あとは最後の前田征紀の作品。これも良かった。不思議で、作品の周りをうろうろしちゃう。たんなる立体じゃなくて音楽が流れてるのも良かった。前田征紀ってだれ?って思ったらコズミックワンダーのデザイナーでしたね….。多才だな….。

というわけで今期の東京都現代美術館はなかなかイイ感じでした。
にしてもゴールデンウィークはみたい展示があり過ぎて困ります。

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