町田市国際版画美術館「中里斉 モダニズム・ニューヨーク⇔原風景・町田」

中里斉の展覧会をみるため、町田市国際版画美術館に行ってきた。



中里斉さんの名前はいままで知らなかったんですが、勤務先に張ってあった告知ポスターとチラシ(上の写真)をみて、「おっ」と思って。町田育ちで多摩美術大学のOBらしいです。でも1936年生まれだから…すごい昔ですね。現在はニューヨークを拠点に活動されているとのことです。

展示されている作品はとても良かった。
展示されている作品の多くはシルクスクリーンが使われているのかな?でも、キャンバス代わりに使われている厚手の紙の存在感や、砂の混ぜられたザラザラとした絵具の質感はとても物質的でした。この感じは絶対に印刷には出ないので是非実物を見てほしいもの。色の組み合わせも美しいです。インスタレーション的な見せ方もあったりして、額に収められた版画の展示、ではなく、ひとつの空間として楽しめました。

別に無理して行けとは言わないが、近くに住んでいるなら観ておいて損はない展示でしょう。買う予定のなかった図録(2000円)を思わず買ってしまった。幾何図形をモチーフにしたシンプルな色の組み合わせの作品が多いのでデザイン系の人も十分楽しめると思います。写真撮影可能なんで、カメラを持っていくといいかもしんない。

ところで町田市国際版画美術館。最初に貼ったリンク先みましたか?市立の美術館とはいえ、ホームページのトップがちょっと寂しい…。そして自分が訪れた土曜日の15:30ごろ、この企画展の観客、おれひとりですよ!およそひとりじゃなくて、本当にひとりだった。監視員4人。ヤバいでしょ。絶対赤字でしょ。芹が谷公園という大きい公園に併設されている美術館なので、外は親子連れでいっぱいなんですが…。

んまあ、趣のある美術館だから、意外と平日の昼間の方が主婦や定年退職者が訪れるのかもしれない。建物とか渋くていい感じですよ。町田駅から美術館に向かうまでの道もね、なんか懐かしい感じのする道なんです(←ただの主観です)。すごい急な坂があるから帰りは辛い。

コメント

中里斉先生、亡くなりました。
オープニングへ大島から出かけましたが、お元気で訃報いただいても
半分信じられません。

2010年7月21日6:13 PM| cumo

斉の弟です。
斉をしのぶ会のお知らせをします。
謹んでお知らせいたします。

去る7月17日午後11時31分、夫 中里 斉はニューヨーク市 の病院にて急逝致しました。

僅か1ヶ月ほど前には帰国し、版画展のオープンニン グを皆様とともに迎えた後、ニューヨークに戻り、再度日本へ向かおうとする間の 出来事でした。彼はアトリエでよく使っていて使い慣れているはずの梯子から転落し、頭を強打した結果、脳内出血が原因で帰らぬ人となりました。

何という人生の巡り合わせでしょうか。彼は7月下旬 に帰国し、展覧会の最後を飾るプレゼンテーションを行うばかりでしたが、それは永遠に果たせないことになってしまいました。しかし、皆様と親しく語り合いたいという故人の願いを叶えるべく、8月7日(土)に桜美林学園で皆様とともに中里斉を偲ぶひとときを 持ちたいと思います。

皆様方には是非ともご参会いただきますよう心からお願い申し上げます。
なおその際はどうぞ平服でお越しください。お花、香典等のお心遣いは遠慮申し上げます。
                        
            故中里斉妻、竹田すみ子

                   記

「中里斉を偲ぶ夏の日」

場 所 : 桜美林学園 町田キャンパス 太平館にて
日 時 : 8月7日(土)、正午から
アクセス : JR淵野辺からタクシー7分
      JR淵野辺駅発→学園行き「桜美林 スクールバス」11:00、11:30、12:00  
小田急線、京王線多摩センター→学園行き「桜美林 スクールバス」11:30
お問い合わせ先:桜美林学園 電話:042-797-2661
尚、当日会が終了次第、キャンパスからスクールバス にて、ご希望の皆様を町田国際版画美術館へご案内する予定です。

2010年7月29日8:52 AM| 中里 威

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