Kaikai Kiki Gallery「Mark Grotjahn」

そういえば先週はカイカイキキギャラリーに「マーク・グロッチャン」展も観に行ってたんだった。
Twitterで村上隆がやたら煽っていたので流された次第であります。
最終日(11月21日)に慌てて行ってきました。
マークグロッチャン、印刷やモニタでみてもどういう作品かよくわからなかったけど、実物に圧倒されました。とりあえず滅茶苦茶上手いです。
たとえば集中線の神経の行き届いたキチッとした作業に対して、フリーハンドで書き加えられた線のバランスに「なんでこんなことできるの?!」って思わざるを得ない。マークグロッチャンの絵は幾何的でありながらペインティングとしてのマチエールも合わせ持っていて簡単に見終え得ることがない。
まあそれは絵の表面的な話で、やっぱり絵の背景を読み解いていかなきゃいけないわけだけど、それはこの展示のフライヤーの裏面の説明を読むと見えてくるかもしれません。以下引用。
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1968年生まれ。カリフォルニア州北部にて育つ。
抽象芸術、そして大胆な幾何学的なペインティングで広く知られるマーク・グロッチャンの作品は、コンセプトに基づいた活動と、ペインター・スタジオから生みだされてきた。グロッチャンの作品はこれまでロサンゼルス・ハマー美術館、そしてホイットニー美術館などの美術館で個展が開かれ、展示されている。
マーク・グロッチャンは、モダニスト抽象表現主義の技術とポップカルチャーの独自の解釈を組み合わせたアーティストと言って良い。平面構造を使用する現代アーティストの代表的存在として、彼は作品に消滅点。放射線状に閃光する色の帯、そして深さを取り組んでいる。
常に存在する表面に強い意識を抱く一方、作品は同時に親密、そして時には、暴力的な面を合わせ持つ。まるでBoccioni の「Unique Forms of Continuity in Space」が表現したスピードの描写が、二次元の空間に押し込められたようである。作品群を振り返ると、グロッチャンは「蝶」の構図を自分の物とし、一見で「グロッチャン作品」だと分かるようなモチーフにしている。
しかし、グロッチャンの蝶に見られる幾何学的構成の占有は、逆にアーティストの「象徴」がどれくらい不定な物なのかをも示しているやもしれない。カイカイキキギャラリーのデビューでは、グロッチャンの代表作である「蝶」の作品の様々な色合いが展示される。新作ドローイングシリーズに加えて、「Captain America」というドローイング作品群も出展。
そこには、強い愛国心を持つ第二次世界大戦の軍人が特別な血清をもらい、生きる自由の象徴になる、というマーベル・コミックス
の「キャプテン・アメリカ」に直接、影響を受けたと思われる画も見受けられる。日本のアート界での複雑な介入のための、議論の切り口には、こうした強烈なポップカルチャーからの影響が相応しいと言えるであろう。
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抽象表現主義にポップ的解釈を加えた表現、アイコン的特徴をもった放射線状のモチーフ、平面上に表現される奥行き….いろいろ切り口はありそうですが、とりあえず絵を「読む」ことでより面白くなる作品です。
ちょうど村上隆が奥から出てきて、会場にいた女子学生3人グループに「どうも!学生?どうですか、全然わからないでしょう!わからないんです、これは。」みたいな挨拶してて、面白かった。ぼくにも「どうも!」って挨拶してくれました。
Ustに解説があったけど、音量小さいし結構グダグダな進行。
行けなかった人には会場の雰囲気がわかっていいかも。
そしてKaikai Kiki Galleryのこのページで展示作品がみれる。
あとは Mark Grotjahnでイメージ検索すると今回の展示されている作品以外のものをみると、また印象が変わるかも。