下山芸術の森 発電所美術館「セシルアンドリュ展 カルチャー×カルチャー」

休みを利用して富山県に行ってきた。
目的は入善(にゅうぜん)という場所にある発電所美術館に行くため。
もともと水力発電所だった建物を、1995年にしたリニューアルした美術館。

発電所美術館は前々から気になっていた。
でも、富山で行きたい観光地もほかに見当たらないし(すいません)、二の足を踏んでいました。

さらに最寄り駅の入善は富山駅からちょっと離れているし、美術館までの公共交通手段である町中を巡回するバスが「奇数日に2本」というハードルの高さです。駅前にタクシー乗り場はあるけど、バスだと片道200円でタクシーだと片道2000円…。ひとり旅でタクシーは割高です。

歩けるには歩ける距離らしいんだけど(1時間程度)、公式ホームページにもわざわざ徒歩は「お勧めしません」って書いてある。

結論からいえば、発電所美術館を訪れるときは自家用車かレンタカーで、または複数人で訪れてタクシー割り勘がいいと思いました。
自分はバスで訪れたんですけど、バスを待ったり電車を待ったり待ち時間が多かったです。
逆に、着いたら着いたで帰りのバスの時刻に合わせて慌ただしく展示をみなきゃいけなかったりで大変でしたね…。

ただ、公共交通手段を使って良かったなって思うのは、その町の暮らしをより身近に感じられるところでしょうか。
ローカルな電車に乗って、バスに乗って、歩いて、その町の様子を見ることは何事にも代え難い経験です。旅行が終われば美術館よりもむしろそういう記憶が強く残るものだし。




で、やっとのことたどり着いた発電所美術館では「セシルアンドリュ展 カルチャー×カルチャー」という展示がやっていました。発電所美術館の行くこと自体が目的だったので、展示に関してはほとんどノーマークでした。

セシルさんは金沢在住のフランス人作家らしいです。展示は、まあ…。フランス人らしい頑張りすぎない、オシャレな作風でした。
フランスの現代美術って、ボルタンスキーとソフィカルくらいしかパッと思いつかない。どちらも80年代的な作家だけど。

あとは、以前メゾンエルメスで展示されていたアラン・セシャスとかジャン= ミッシェル・アルベロラとか思いつくけど、そんなに有名ってほどでもないですよね。フランスのアーティストの印象はみんなガツガツしてなさそうなところでしょうか。力が抜けていて、美術史がどうだととか、何億円だとか、そういう世界からは切り離されているような気がします。

会場は水力発電所を改装しただけあって天井が高かった。
当時使われていた機械とか水が流れていた大穴がそのまま残っていて、雰囲気のある場所でした。館内写真撮影禁止なのがさみしい。





発電所美術館の外観はこんな感じ。
正面の壁に隠れているグリーンの屋根の建物が美術館。左脇には階段があって、そこをのぼると展望台(右上の三角の建物)に行ける。
このとき雪(みぞれ)が降り始めて、手がかじかんで感覚なかった。





展望台の下にはこんな注意書きが…。





山はうっすらと雪化粧。北陸の雲は分厚い。
っていうか、展望台寒すぎだし風強いし、昇りつつちょっと後悔したよね…。まあ魅力的な景色だったけどさ…。





これは入り口付近にあるオブジェ。おそらくヤノベケンジの展示で使われたものですね。

13時15分すぎくらいに美術館に着いて、14時くらいには美術館を出発するバスが出るからあまりゆっくりと周囲を散策できなかったのが残念すぎる。(ちなみにそのバスを逃すと次のバスは約3時間後…。)



【参考:ヤノベケンジの発電所美術館での展示の一部】



ヤノベケンジの展示、見たかったなー。

あと 同美術館で行われていた塩田千春の展示についてはこのブログ(Art Lover Blog)が詳しいです。ていうかその他の写真もわかりやすいです。
水が使える美術館、いいな。

コメント

コメントはまだありません

コメントの投稿