ggg「ユーフラテス展 〜研究から表現へ〜」



クリスマスの銀座に乗り込んで、ggg「ユーフラテス展」を見てきた。(会期終了)
ユーフラテスは〈慶応大学 佐藤雅彦研究室の卒業生からなるクリエイティブ・グループ〉です。

「ピタゴラスイッチ」や「2355」というテレビで放映されていた映像のアーカイブや、真心ブラザーズのプロモーションビデオ、福音館書店「かがくのとも」から出版されている絵本、ベネッセ教育研究開発センターの共同研究による「日常にひそむ数理曲線」…. などが展示されていました。
ユーフラテスの作品についてはここにアーカイブがあります。いやー、しかしさすがにyoutubeにはユーフラテスの映像ぜんぜん落ちてないっすね….!)

今夏21_21で開催されていた佐藤雅彦ディレクション「”これも自分と認めざるをえない”展」は、新しいタイプの作品が展示される一方で面白さが伝わりにくい部分もあったけれど、「ユーフラテス展」はコンパクトに、わかりやすくまとめられていた印象です。まあ、前者と後者では趣旨が違うのもありますが…。

時間をかけて体感するような作品はほとんどなく、人が多かったとはいえ、むしろ時間をかけて体感する「”これも自分と認めざるをえない”展」よりもじっくりと作品を見ることができた印象があります。というか、ついつい見てしまう作品が多くて楽しめました。

自分はあまり映像作品をきちんと最後までみるってことをしません。体力的に疲れるし、どうもじっと見るのが苦手で…。
が、今回展示されていた映像の多くはループするまで見てしまいました。

「2355」は「どーなの?どーなっちゃうの?」ってハラハラさせて最後にピタっとハマって気持ちいい。
「イデアの工場」はその動きの経過自体が心地よいです。



「イデアの工場」のキャプションボードを読みながら、人間が感じる本能的な快楽を研究しつつ、表現に落とし込んでいくってスゴいけどちょっと怖いなって思いました。本能にダイレクトに訴えかけてきたら拒否できないじゃないですか。

現に、よく姪に付き合ってNHK教育テレビを見たりするんですけど、そこでピタゴラとか色々放送されてるんですけど、やっぱりなんとなく気になってずっと見ちゃうんですよね。オチや意味なんてあんまりないんだけど、リズムと音と色の効果につられて、ずーっと見ちゃう。



あたりまえのようにgggというデザインのギャラリーで展示されているけど、グラフィックギャラリーでこういう展示は珍しいし、時代なんだなって思った。