ggg「秀英体100」

メゾンエルメスに行った日、gggで「秀英体100」も見てきた。
大学時代はデザインよりも現代美術に興味があったから、フォントやタイポグラフィのことは全然勉強しなかった。だから秀英体って聞いても、どういう書体なのかまったくわからなかった。おそらくグラフィックデザインを勉強した人から見れば「秀英体も知らないんだ(笑)」って感じなんだと思う。
でも知らないからでこそ見たい(知りたい)って気持ちもあって、どんな展示かよくわからないまま行ってみた。
そしたら面白かった。
1階は著名なデザイナーたちによる、秀英体を使用したポスター。
地階では秀英体の歴史や資料。
1階は是非美大のデザイン科志望の受験生に見て欲しいですね。
巨匠たちが「四季」というテーマに対してどういう発想の仕方をして、どのような答え方をしているのか。とても参考になると思います。じっさい見てきた学生に感想を聞いてみたら、「原研哉のポスター格好良かったけどぜんぜん秋じゃないじゃん」とかなかなか辛口な意見が出てきました。そのかわり、「ここまでやっちゃってもいいんだって思った」とも言っていました。
予備校だと基礎を教えるのに精一杯でなかなか「表現」することまで結びつかない。
「表現」するためには「基礎の技術」は大切。でも「基礎の技術」を学んだからといって、良い「表現」ができるとも限らない。重要なのは自分が「基礎の技術」を使いこなすことであって、「基礎の技術」に自分がとらわれてはならない。やはりプロたちは技術を乗りこなしてる。
個人的に好きだったポスターは浅葉克己、葛西 薫、佐野研二郎、原 研哉、佐藤晃一…というどれも比較的色彩の主張が抑えられたものだった。グラフィックデザイン学科の試験、今年漢字きたらどうしよう。対策してないや。とか浅葉克己のポスター見て思った。
地階は、活版印刷の映像も面白かったし、秀英体の時代ごとの変革も見比べられて面白い。昔の新聞広告なんかもアジがあったり。この分野、ぜんぜん詳しくないけど少しとっかかりができる展示だった。良かった。受験生は受験前に行ってくださいね。1月31日まで。