美大受験なう4
いまのところこのシリーズは推敲せずに、書きなぐりに近い状態でアップしています。
データを出さないので印象論が多いかもしれません。それにぶつ切りのように終わったりします。
でも、あまり考えすぎると手が止まってしまうので…。
いちおう書きたいこと全部書いたら、その後きちんとまとめたいとは思っているのですが。
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さいきん高校生に人気が出てきている大学といえば、東京工芸大学でしょうか。
自分が受験指導をしている範囲ですと受験者総数では急増とまではいきませんが、東京工芸大学に興味を持っている学生は確実に増えています。特にこの3年ほどのあいだに増えてきている印象です。
10年ほど前、自分が受験していたころは写真学科の評判が良かったと思います。
現在人気があるのはマンガ学科やアニメ学科です。
昨年度の受験資料をみると、工芸大学はAO、自己推薦、公募推薦、一般前期・一般後期と入試制度が豊富だからか一般入試における受験倍率はそこまで高くありませんが、マンガ学科などは油断していると危ないですね。デザイン系学科なら求められる実技レベルの把握はできますが、マンガ・アニメ・ゲームとなるとまた違った見方が求められます。自分はいままでマンガ学科の受験を志望する学生を数人指導したことがありますが「ちゃんと対策しないと不合格の可能性がある学科」という認識ですね。
日本の場合、10代の若い人が美術大学・美術学部などを目指すことになるきっかけはマンガやアニメやゲーム、そういったものに使用されているテイストのイラストから受ける原体験が強いと思います。なので、若い人がマンガやアニメやゲームを作る仕事に将来携わりたいと思うのは当然のことでしょう。
これまではそういった分野を勉強したければ専門学校というイメージがありました。
でも、このご時世やはり大学は出ておきたいという気持ちもある。
アニメ・マンガ・ゲームを勉強したいというところと、大学を出ておきたいというところで、京工芸大学はそのような時代のニーズと噛み合って、ちょうどそういう層を上手く掬った。すなわち、これまでその分野で専門学校に進学していた層の一部を大学に取り込むことができた。
とはいえ受験生の保護者や受験生自身から「大学でアニメやマンガを勉強してどうする」「どうせならデザイン学科を卒業していたほうが就職できる」という声は根強いです。
ちなみにpixiv発でネットで話題になった「T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振る」は自分が接している高校生でもチェック済みの学生が多かったです。
特にマンガ学科に進学を希望していた高校生はあれを読んでいろいろ考えたようですが、むしろ大学に行ったところでそう簡単にマンガが描けるようになるわけがないという現実を直視することできて良かったのではないでしょうか。
結果的にあの漫画が公表されたことは意味があるような気がします。
あの漫画を読んだ上で進学してくる学生はそれなりに決心してきてると思いますからね。