模写課題

高校生に「モンドリアン」「マレーヴィッチ」「カンディンスキー」の作風模写をしなさいっていう課題を出してみた。

モンドリアンはまだしも、マレーヴィッチとかは高校2年生にはちょっと難しい作家かもと思ったけど、若い人たちは知識の吸収力もいいし、あえてやらせてみても面白いかなって。

課題の目的や意図としては、このさきヴィジュアルデザインやグラフィックデザインを学んでいくうえで、過去の作品に興味を持って欲しいってことですね。およそ100年前のグラフィックデザインの黎明期(かどうかは捉え方次第ですが、西洋美術史からグラフィックデザイン史に枝分かれする時代)にあたる作品を真似ることで、構成のエッセンスを掴んで欲しいというか。






仕上がってきたものはそれぞれ案外悪くなかったです。
むしろよく描いたなあと。

んでも、学生にとってこの課題に意味や手応えがあったかと言われると….どうなんだろ?
この先に制作する作品が、昨年度比べてどう変わるか見ていかないとなんともいえない。


モンドリアンはわかり易す過ぎたかな?
でも水平垂直・三原色+白黒のバランスを理解しておけば、実際の受験でも色々応用がききそうですけどね。なんかちょっと知ってる風でそれっぽくみえるし。ま、基本ということで。

マレーヴィッチは不人気。
「なにがいいのかわからない」とか「ドヤってる顔が目に浮かぶ」とか。
実際学生の作品をみると、マレーヴィッチの微妙なバランスとか間を理解できたかどうかは微妙。悪くないけど、じゃっかん漠然としてるかも。
未来派時代をやった人はあんまりいなかったな。
マレーヴィッチといえばシュプレマティスム、みたいな説明を最初にしちゃったからね。
グラフィックの受験でいきなりマレーヴィッチの未来派を感じさせる平面構成とか描いたらすごいインパクトありそう。

カンディンスキーは学生から人気がありましたね。
「かわいい」とか「やってみてカンディンスキーの絵に対する印象が変わった」とか「描いてて楽しかった」って。カンディンスキーの模写は意味があるっぽい気がしました。


もし来年度もやるとしたらこの3人じゃなくて、ロシアアヴァンギャルド風に現代の広告を描くとか、スイススタイルを意識してポスターを描いてみるとか、そういうのもありかもなって思った次第であります。

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