東京都国立近代美術館「ぬぐ絵画」

先日、東京都国立近代美術館で「ぬぐ絵画」を見てきた(1月15日まで)。

裸の絵画を集めた展覧会。
いちばん記憶に残ったのが安井曾太郎の木炭デッサン。
予備校生の頃、安井曾太郎の人物デッサン集みて「すげーな、どうやったらこんなん描けるんだろうな」って思ってた。
当時は眼前の作品対して「すごい」「上手」という見方しかしておらず、「なぜ作家はそのように描けるのか」「なぜ鑑賞者はそのように見えるのか」「なにが優れているのか」…そういった疑問を持つことはほとんどなかった。

いまは教える立場になって、テクニックとしてある程度は理解できる部分もある。
たとえば背景とモチーフのキワの明度対比だったり、はっきりした輪郭線とぼやけた輪郭線のキメかたの違いなど。
ただその観察眼はやはりテクニックでは説明できないというか、浪人の頃から比べれば色々な作品もみてきたけれど、それでもいまなお感動してしまう。光と空間の捉え方、細部の省略の仕方はやはりいまでも「どうやったらこんな…」と思わずにはいられない。


さいきん村上隆がオマージュ作品を制作したことでも知られる黒田清輝《智・感・情》、これは不思議な絵だった。
絵の横に解説があってより楽しめた。


キャプションの作りや解説文が全体的にそこまで作り込まれていなくて良かった。
なんか気楽にみることができたような気がする。

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