メゾンエルメス「ライアン・ガンダー展 墜ちるイカロス 失われた展覧会」
銀座のメゾンエルメスで上記の展覧会をみてきた。
メゾンエルメスはとても好きな空間で訪れるたびホッとする。
メゾンエルメスはアートがなんであるかを知っている。
休日に家族や恋人となにかのついでにフラッと訪れ、目の前の作品について何かを語りあい、リッチな空間で少しだけ知的な気分を味わう。
魂を揺さぶられることはないが、アートの役割を知っているように思える。
メゾンエルメスは天井が高く自然光がたっぷりとはいる。
とてもオシャレなので、そこにペヤングソース焼きそばがひっくり返っていてもそれがアートにみえてしまう空間だ。
エルメスが「どうですか、これがアートです」とお膳立てをしているから鑑賞者は「なぜこれがアートなの」というアメリア・アレナスのような疑問を持つ必要がないのだ。エルメスによってそこにあるものはすでにアート認定されているから鑑賞者は安心して観賞できる。
(エルメスというブランドになにも価値を感じない人にとってはそうは思わないのかもしれないが。)
今回の展示も、これが美術館の閉鎖的なホワイトキューブだったら挑発的または説教的にもみえるのだろうが、あの空間にあったことで落ち着いてみることができたのだと思う。作品自体については、色がキレイだったり、面白い見せ方だったり、ああ現代アートだなって。現代アートの展示はこのくらいの見せ方と規模でいい。
あとで書き足すかも。