ニューヨーク

NYその他

NYは5日間くらい居たんだっけな。ディアビーコンやイサムノグチやホイットニー、梅ラボの個展の他にいくつか美術館に行きました。わかってると思うけど1年前ね、1年前。


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MOMA。
バーゼルのシャウラガーの記事でも書いたんだけど、シャウラガーで見た作家の個展がちょうど開催されていました。あとはマティス関連の展示。ロンドンでもフランスでもニューヨークでも、海外にはマティスの作品が大量にある。好きだけどちょっと飽きる。


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MOMA PS1。
MOMAの別館。若手アーティスト中心の実験的な場所。無駄に広くて、あんまり気合入れた展示もやってなくて、ただただ疲れた記憶。


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グッゲンハイム。
1900年代初頭の、いわゆる現代美術の創世記をテーマとしたような展示。だった気がする。イヴ・クラインとか。観光スポットらしからぬ渋いテーマの展示だったと思う。


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ニューミュージアム。
入場料が無料だか安くなる時間に合わせて行った。たしか1ドルか2ドル払った気がする。安くて良かったけど、展示替え中?工事中?みたいので色々しょぼかった。夜だからSANAAの建築をあんまはっきり見ることができなかった。


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飛び込みでピータールーガー。ほんと、ニューヨーク行った日本人はみんな食べてるよね。日本人ばっかでなんかちょっと気恥ずかしかった。いかつい店のスタッフが「いい腕時計してんな!」って絡んできた。いいおっさん達だった。美味しいは美味しいけど、こういうステーキはひとりで食うもんじゃない。帰り際にもらったコインチョコを洗ったばかりのジーンズのポケットのなかに入れておいたらドロドロに溶けていて、ホステルで泣く泣く洗い直したのはいい思い出。



あとSleep No More。これもNY行った人はみんな観てるよね。鑑賞者参加型の演劇。面白いけど体力の消耗の仕方が半端なかった。興味あったら各自でググってください。僕は途中からメインキャストではない、ふたりのお手伝いさん?看護婦?(なんだっけ?)をひたすらストーキングしてたら、最終的にスタッフに「あっちに行ってくれ」的なジェスチャーをされました。


いろいろ回れて良かった。
でもまだいまいちニューヨークの楽しみかたを理解できてない感じは残ってる。

NYイサムノグチ美術館

ニューヨークではイサムノグチ美術館も行きました。もう1年前です。

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個人的には香川のイサムノグチ庭園美術館のほうが好きかなー。真夏の太陽に照りつけられながら観に行ったな。あそこわざわざ予約しなきゃいけないし、行くの面倒なんだけど、かえってそれが儀式めいてて良い。

この美術館の最寄駅の近くに日本人経営の小さい商店があったんだけど、その店の奥で最新のドラマDVDのレンタルをしていた。当時でもう半沢直樹が揃ってたし。とうぜん非合法。それが印象深い。



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これはイサムノグチとはまったく関係ない、宿泊したホステルに併設されていたカフェの様子です。いかにもニューヨークっぽい雰囲気。しばらくアメリカはいいかなって思ってたけど、写真見返してたらまた行きたくなってきた。

NY梅ラボ個展

1年以上前ですが、ニューヨークで梅ラボの個展を観ました。今回の旅行のモチベーションのひとつでした。梅ラボの絵、海外だとどう見えるのかなーって。

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感想はまたの機会に。



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ハイライン心地よかった。

NYディア・ビーコン

マンハッタンではMOMAやらグッゲンハイムやらニューミュージアムやら見てきたけど、展示内容も含めてあんまりグッとこなかった。
現代美術に興味を持ちはじめた10年前だったらかけがえのない体験になったハズだけど、どうやら10年遅かったみたい。

今回ニューヨークでいちばん行ってよかったなと思った美術館はディア・ビーコン。
グランドセントラル駅から1時間に1本くらいのペースで出発している電車に乗って行きました。
駅でジュースとポテトチップを買って電車に乗り込み(本当はビールが飲みたかったけどNYは公共の場での飲酒がNGなので…)、車窓から紅葉し始めた木々とハドソン川を眺めながらビーコン駅まで約90分。そしてビーコン駅から徒歩約10分で到着しました。
すっかり田舎町といった雰囲気で落ち着きます。



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ディア・ビーコンは旧ナビスコのビスケット包装工場を利用した現代美術館。
置いてある作品はリヒター、ボイス、フレビン、スミッソン、ブルジョワ、セラ、ルウィット、ナウマンなど、超直球の現代美術。学生時代、洋雑誌でみたようなめくるめく米国的現代美術の世界。館内写真撮影が禁止なのが残念だったけど、自然光のもとでみるリチャード・セラの圧倒的な存在感の巨大な彫刻群が、本当に、本当に素晴らしかった。(こんな感じです



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着いた時は小雨が降ったり止んだりと天気が悪かったけど、次第に晴れてきました。空気がきれい。



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併設されてるカフェにて。
「Today’s Panini」つって出てきたのがこれ。でかいです。日本でパニーニっていうと、白いパンに焦げ目がついてるやわらかめのサンドイッチって印象だけど、ずいぶんがっつりしたものが出てきました。10ドルしないくらい。
分厚いパンの内側までカリカリ、というかザクザクで、口の中に刺さりまくって痛かったです。でもバターの風味とピクルスの酸味がとても美味しかったです。今回の旅行で食べたもので、価格と味のコストパフォーマンスがまともな料理ランキング1位です。



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おみやげにマグネットを買って、帰りは電車が来るまでハドソン川を眺めたりしてました。場所も作品もとても良い美術館だった。
…なんだかHanakoとかozのアート特集でありそうな「週末アートのプチトリップ!」みたいな美術の受容のしかたですが、僕はこういう、電車乗って、美味しいもの食べて、価値の定まったアートをみてスノッブをキメるの結構好きです。



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おみやげのマグネット。他の2色(グレーとブルー)も買えばよかったかも。

NYホイットニー美術館

おひさ。もう師走ですね。
少し前になりますが、10月は勢いでNY行ってきました。
9月にヨーロッパ行ったばかりだったから、仕事とお金の関係でで行くべきかどうかかなり迷ったけど、今のフリーターみたいな生活だからでこそできることかな、と…。


動機はジェフクーンズの個展とか梅ラボの個展が重なったことでした。
アメリカに行ったことなかったし、タイミング的には今でしょ!(古い)っていう。
結果的には行って良かった。
そしてたった2ヶ月弱前なのに、ドル円はいまより10%くらい違う。
やはり旅行のタイミングは直感と勢いが大切。


行きの飛行機はガラガラで、中央4列シートをひとりで独占してエコノミー・フルフラット状態。
ワインやらビールを飲みつつあらかじめiphone6にぶっこんできたアニメやら電子書籍やら見てたら12時間なんてあっという間であと5時間くらいは乗っていられそうでした。


で、詳細は吹っ飛ばしてとりあえずホイットニー美術館のジェフクーンズ。
混むっていうから開館1時間以上前から並んだ。1.5ドルの小さいホットドッグを食べながら…。
そして開館時刻が近づくにつれてどんどん人の列は長くなり…。
授業(?)で訪れている学生や、予約している人たちが列をすっ飛ばしてどんどん入場していくのを見つめながら、結構待った気がする。

で、まあ、作品を詳細に見たかったら美術手帖なんかを読めばいいと思います。


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作品自体はドーハで村上隆をみたときのように「ああ〜、クーンズだー」みたいな。
スケールとディティールについてはやはり本物を目の前にしたからでこそわかるところがあるものの、これまで雑誌でクーンズの作品はたくさんみているから、作品にそこまで新鮮や驚きを感じることはなかった。


でも、このレトロスペクティブなコンテンポラリーアートを受容する人々の姿をみれたことは刺激になった。小学校低学年の小さい子供がクーンズの作品を写生し、学生はバスケットボールの作品の前でディスカッションをし、お年寄りは性的にクレイジーな絵の前で記念写真を撮る。日本じゃありえない。日本とはコンテンポラリーアートの受容のされ方が全く違う。


もう会場中こどもこどもこども。小さい子供の時からMOMAやらなんやらで歴史の浅いアメリカの現代美術をみっちり擦り込まれるって、ある意味で恒久的に価値を落とさないための社会的洗脳ともいえるんだけど、徹底の仕方がすごい。 これはニューヨークならではの光景なのでは。


それにしたって中学生くらいの子供たちが間違いを恐れずに我先に挙手して自分の意見を述べるなんて日本じゃ考えられないし、なんだか日本は根本的に教育を考え直す必要がある気がした。そういった教育だけが良いとは思わないけど、ああいう自発性のあるニューヨークの若者をみていると、なんだかね。