ミラノ

ミラノ③

プラダ財団美術館の続き。


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現代美術が好きな人が食いつく作品その1。
トーマスデマンドの鍾乳洞の作品と、そのセットと、あと鍾乳洞の資料として夥しい枚数のポストカードが展示されている。

以前、本かなにかで撮影に使ったセットは決して公開せずに破棄するって見たような気がしなくもないけど、まあ、でも、想像以上に気の遠くなるような細かい作業の積み重ねで作られていて、すごかった(小学生レベルの感想)。いや、実際見ないと伝わらないって…。



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現代美術が好きな人が食いつく作品その2。
ダミアンハーストのLOST LOVE。
この作品がここにあるとは知らなかったからビビった。ロンドンの個展でも見れなかった作品にまさかここで出会えるとは…。



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カフェは満席。
この隣にスペースを持て余した自販機コーナーがあって、そこで炭酸水を買って休憩しました。



展示室はまだまだあります。


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じゃがいものなかで映像を見る作品とか(これ以前金沢21世紀美術館で見た作家かもしれない)、でかい立体作品、コーネルの作品などいろいろあったんですが、


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壁3面に著名な作家の作品を年代や文脈を無視して飾ってある部屋が印象的でした。この壁で何億円するんだっていう。クールな展示の仕方だなって思った。写真小さくてわからないと思うけど。




そしてこの旅行いちばんのサプライズ。


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なんとプラダ財団美術館の開館待ちをしているとき、大学の同級生と偶然出会ったんですね。在学当時は話したことはあるような、ないようなくらいの関係だったんですが、共通の知り合いも多くてお互い顔は知ってて。予備校のときの友達の奥さんでもあるし。


しかも話を聞くとルートは違えど最終目的地と滞在する日もどうやら同じ。すごくないですか。というわけで最終目的地でも会うことを約束。ただ、彼女は会社のお金で数ヶ月間ヨーロッパに滞在しているらしく、そこが無職の俺とは違うところだよね。就職活動や会社選びって大事だね。俺、35才になろうかという最近、その重要さを知ったよ。



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本当はもうひとつ美術館を回りたかったんだけど、時間もなければ場所もいまいちわからなかったので途中で引き返してスーツケースをピックアップ。時間の余裕が生まれたんでひとりジェラートして時間を潰しました。

ミラノ②

ミラノに来た理由はただひとつ。プラダ財団美術館。
というわけで地下鉄に乗るため駅へ。


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ミラノはディズニーランドのパクリ。ディズニーはミラノを即刻訴えるべき。

駅前で子連れのモデルみたいな長身の男女が、ふたりの子供を含め家族全員でモンクレールのダウンジャケットを着ており、あまりに似合っていてつい見とれてしまいましたね。特にレディースの腰がくびれた黒いロングダウン。日本でも相当流行って今ではむしろ時代遅れみたいな様相を呈していますが、あれ本場の金髪の白人が着ると大人だろうが子供だろうがめちゃくちゃサマになります。




で、プラダ財団美術館の最寄り駅に着くとミラノの喧騒はすっかり薄れてやや寂れた雰囲気。「本当にこんなところにあるの?!」ってちょっと不安になりますが、それでも地図を頼りに10分程度歩くと建物が見えてきます。
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オープンと同時に入ってチケット購入。入館料はわずか10ユーロ。ヨーロッパの美術館の相場からすると安く感じます。英語でいろいろ説明してくれるもあんまり理解できず。とりあえずリュックを地下のクロークに預けて、トイレへ…


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そしたらオシャレな監獄みたいなトイレでビビった。ていうより落ち着かなかった。黄緑の部分が扉になっていて個室になっています。比較的綺麗で清潔感のあるトイレではありました。ギャスパーノエの映画の犯罪が起きるシーンで使われそう。


スッキリしたところでまずは恒久展示の建物をみてまわります。



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これはルイーズブルジョワ。同じ建物にロバート・ゴーバー(この2年間、バーゼルやニューヨークやら行く先々でこの人の作品を見ている)の作品もあったけどそれは撮影禁止。この人の作品で展示室の床に穴を開けて水を流すってのがあるんだけど、その作品はどこにいっても撮影が禁止されてますね。


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この赤い建物の外装、こういうデザインだと思うじゃん?でも近くでみるとただの赤いネットみたいな建築資材です。まだ工事中。それでもオシャレにみえるのがプラダというブランド。さすがナイロンバッグを10万円で売る会社。


で、メインの建物に戻って企画展示。


敷地内は閉鎖中だったり工事中の建物とかもあって、どこが入り口でどこに作品があるのかいまいち分かり辛く、お客さん同士で国籍や言語を超えて「ここ入れる?」「入れない」みたいなやりとりをしました。



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作家の名前は忘れたけどクルマや飛行機といった工業製品をモチーフとした作品が並んでました。高い完成度に加えて色彩も美しく楽しめました。この美術館だからでこそ映える作品ではないでしょうか。



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上階の窓から金色の建物が見えます。


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壁のテクスチャー。細部まですごく手が込んだ建物。
建築はレム・コールハース率いる建築設計事務所OMAとのこと。

ミラノ①

泊まった場所はミラノの繁華街にある建物の上階、個人宅みたいなところ。
ホテル予約サイトで駅から近くて安い場所を適当に予約して、実際に行ってみたらホテルとかではなくアパルトマンの一室だった。足が悪いのかちょっと引きずる感じで歩く、めちゃ上品なおばあちゃんがオーナー。空いた部屋を間貸してる様子。立地はめちゃいい。渋谷の道玄坂あたりの感覚。


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部屋はこんな感じ。実家感ある。ちなみに写ってないけどかわいい猫ちゃんや大きい犬もいます。猫がいるB&Bにハズレなし。


荷物を置いて、とりあえずお腹減ったなー、なんか美味しいものでもあるかなーと思ってググってみたら、宿泊する場所から数分のところに評判の良さそうなビストロがあったから予約なしで思い切って飛び込んでみた。まあ、当然俺以外みんな白人のグループ客でちょっと肩身狭かったけど。


頼んだのはナスとチーズのなんたらかんたら、イカスミパスタ、ファンダンショコラ、あとビール、エスプレッソ、ミネラルウォーター。席に着くとともに薄く削られたチーズが運ばれてきて、それをつまみながら料理を待ちます。



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いやー、美味しかったですね。
イカスミパスタは運ばれてきた瞬間、イカスミはいってないやん!って思ったけど、まあ外国だしこういうオーダーミスもあるよね…と思ってフォークでパスタを掬った瞬間、



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パスタの下からイカスミソースが溢れてきてびっくりしました。
どれもこれも美味い。
他のメニューも食べてみたかったなー。
ちなSan Maurì Bistrotってとこです。店の雰囲気もよし。



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で、これは翌朝の朝食風景。
普通の部屋に通されて、市販されている数種類のパンからハムからヨーグルトにタマゴ、コーヒー、ジュース、ミルクまで適当に用意されていて「好きなものを食べていいわよ」って言い残しておばあちゃんは去っていくスタイル。こういう場所に泊まるのも楽しいよねー。ちょっと緊張するけど。



ベネチア⑩

そういやここにも行ってた。
ペギー・グッゲンハイム・コレクション。
教科書を読んでいるかのような近〜現代を中心としたコレクション。



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黄色いジャケットと葉の色が合ってる!と思って撮ったらおじさんがしゃがむ瞬間を撮ってしまった。



常設展示されている作品自体は有名どころすぎてあんまり新鮮味を感じなかった…かな。企画展のほうも、まあ、悪くはなかったけど、っていう感想。グッゲンハイムと名のつく割には比較的小規模な美術館で、良くも悪くも派手さはない。でも庭は綺麗でした。


ところで2014年に行ったニューヨークのグッゲンハイムと、このあと行くことになるスペインのビルバオグッゲンハイムを合わせると、この2年間で現在存続しているグッゲンハイムと名のつく美術館を制覇することができました。2017年にはアブダビにもできるとかなんとか。アブダビかぁ…。



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んで、夕方の電車に乗ってミラノ。着いたらもう真っ暗。


ベネチアからミラノまでどんな電車に乗ったかすっかり覚えてないなー。
ミラノの駅で地下鉄の切符を買うとき、券売機にお札を入れようとした瞬間に怪しい男に声をかけられて「あっ、これよくわからないままに何かをパクられるやつだ!」って思って警戒した瞬間、駅員らしい人が「またきやがったな!あっちいけ!」(完全に想像上の翻訳)つって追っ払ってくれたのは覚えてる。