ヴェネツィア

ベネチア⑩

そういやここにも行ってた。
ペギー・グッゲンハイム・コレクション。
教科書を読んでいるかのような近〜現代を中心としたコレクション。



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黄色いジャケットと葉の色が合ってる!と思って撮ったらおじさんがしゃがむ瞬間を撮ってしまった。



常設展示されている作品自体は有名どころすぎてあんまり新鮮味を感じなかった…かな。企画展のほうも、まあ、悪くはなかったけど、っていう感想。グッゲンハイムと名のつく割には比較的小規模な美術館で、良くも悪くも派手さはない。でも庭は綺麗でした。


ところで2014年に行ったニューヨークのグッゲンハイムと、このあと行くことになるスペインのビルバオグッゲンハイムを合わせると、この2年間で現在存続しているグッゲンハイムと名のつく美術館を制覇することができました。2017年にはアブダビにもできるとかなんとか。アブダビかぁ…。



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んで、夕方の電車に乗ってミラノ。着いたらもう真っ暗。


ベネチアからミラノまでどんな電車に乗ったかすっかり覚えてないなー。
ミラノの駅で地下鉄の切符を買うとき、券売機にお札を入れようとした瞬間に怪しい男に声をかけられて「あっ、これよくわからないままに何かをパクられるやつだ!」って思って警戒した瞬間、駅員らしい人が「またきやがったな!あっちいけ!」(完全に想像上の翻訳)つって追っ払ってくれたのは覚えてる。



ベネチア⑨

3日目はミラノへ移動する日。


その前に安藤忠雄がリノベーションを担当した現代美術館Punta della Dogana (プンタ・デラ・ドガーナ)へ。オーナーはフランス有数の大富豪であり現代美術コレクターでもあるフランソワ・ピノー。


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これはまったく無関係の周辺の建物。ベネチアっぽい景色だから載せた。



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これがその美術館。入り口側から見た感じは普通かな。
っていうかいま写真見返したら普通すぎて本当にこれがプンタ・デラ・ドガーナだったけ?と思ってググってしまった。Punta della Doganaでググるといろいろかっこいい外観の写真が出てくるんで各自でよろしく!



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17世紀に建てられたという歴史的な建築を生かしながらも近代的な美しさを兼ね備え、教会のような風格も感じさせる建築。
贅沢な空間に厳選された現代美術作品が並ぶ。こういうリッチな気分にさせてくれる美術館は外国ならでは。日本だとメゾンエルメスとかエスパスルイヴィトンとか、高級ブランドが運営するギャラリーの雰囲気に近いかも。



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海外の美術館行くと館内サイン見ちゃうよねー。



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いちばん嬉しかったのが、個人的に敬愛しているフェリックス・ゴンザレス・トレスと、彼と親交があったロニ・ホーンの作品が展示されていたこと。トレスは死んでいるけれど、死後もよく二人の作品がセットで展示されてたりします。


光が差し込む窓際に、純金のシートが敷かれているだけ。でも、涙ぐむほど美しい。ちなみにこの金のシート、トレスの作品っぽいけどロニ・ホーンの作品です。


好きな作家だからって先入観で感動してるんじゃないの?って言葉がチラッと脳裏をよぎったんですが、アジア系の女子も、白人の中年男性もこの作品の前で足を止めてジッと見ていたので、やっぱり普遍的ななにかがあるんだと思う。


ちなみに他の作品は息がかるくらいの距離でみれる、つまり床に進入禁止の線もなければ作品保護のためのショーケース的なガラスも基本的には無いんですが、このエリアだけロープが引かれて進入できないようになっています。光を反射してキラキラと輝いているから思わず近づいてみたくなるけれど、決して触れることはできない。その作品との距離感がね…。



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トレスの作品はこっち。金色のシートの上部の柱に印刷されてる。これなー。どういうコンセプトなんだろ。作品集を読めるとこだけ読んだけど英語力が不足しすぎていまいち理解できず。パブリックスペースに固有名詞と生まれた年(作品の制作年)を刻んでる、みたいな?



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カフェスペース近くにあるビーズのカーテン。これもトレスの作品。



というわけで建築も作品も最高な美術館でした。
作品に限界まで近づけるのも良かったし、さらにいえばキャプション!作品を見終わったくらいの位置にさりげなくキャプションがあるのね。まずタイトルや作家をみてしまうような位置にキャプションが置かれてなくて、それがすげーーー良かったです。




企画によって置いてある作品が全然違うっぽいから絶対また来たいと思いました。

ベネチア⑧

ジャウメ・プレンサの作品をみるため、船に乗って教会へ。
繁華街から遠くはないけど、比較的静かな場所。

ニースでもプレンサの作品観たことを書いてますね。
プレンサってあんまりメジャーな感じしないかもだけど、ファーレ立川や越後妻有トリエンナーレの出展作家だったり、数年前には日本でも倉庫みたいな場所で展示してたりします。


で、教会に入ると…


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こんな写真でも作品の荘厳さは想像できるのではないでしょうか。
ワイヤーフレームで作られた瞑想する巨大な人の顔と、プレンサのスタイルである文字のプレートで作られた手。実際はかなりのスケールがあって、場所の神秘性と相まってかなり感動しましたね。影までもが美しい。


これは暑い季節よりも少し肌寒い、人がまばらな時間に見ることができて良かったなって思う作品です。今回のヴェネチアビンナーレの中でいちばん心揺さぶられた作品だったかもしれません。

ベネチア⑦

一通りヴィエンナーレ会場を観たあとは、会場外の作品と美術館を周ることに。
会場を出ると、観光観光した表通りとは打って変わって、かなり静かな町並みです。


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洗濯物を日光に当てるの大変そうだなー。


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奥に入ると基本的に道が狭い。


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これ!
パンフレット見てたらジェニー・ホルツァーの作品が展示されてるっていうから行ってみたら、美術館の中に展示されているとのこと。当然、入館料を払わなくてはいけない。日本円で2000円ちょいかなー。かなり抵抗感あったけど、ホルツァーは自分を現代美術に興味をもたせたいちばんの作家でもあるし(これは本当の話で、大学時代初めて買ったアーティストの作品集はホルツァーの大型本)、せっかくの機会だし、ということで入館。


美術館の常設作品は興味がなかったのでほぼ素通り。
広い美術館のなかでホルツァーの作品はその一室を使って展示されていました。


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ウォー・ペイントっていう近年のシリーズ。
館内撮影禁止だったので上記はインターネットから引っ張ってきた展示風景とビジュアルです。発注なのか工房製なのか、工業製品のようにやたらクオリティが高かったです。それこそ村上隆みたいに。
コンセプトはきちんと調べていないのでわからないところもあるんですが、作品として格好良かったですねー。


実際、その時は「2000円以上払ってこれだけかよ!」って思わなくもなかったんですが、ま今となってはお金を払ってでも見ておいて良かったなって思います!!

ベネチア⑥

2日目は昔、造船所だったアルセナーレという会場へ。
ジャルディーニが基本的に1カ国につき1棟使って展示していたのに対して、こちらは大きい建物のなかに各国の作家の作品がひしめき合っています。


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朝早くからたくさんの人が訪れてました。小さい子や学生の団体が多かったですね。行列に並んで待っている人もいるし、その間をすり抜けて入場していく人もいるし、謎。


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会場に入るといきなりブルースナウマンの作品。
どんな国籍でどんな肌の色をしていようとみんな写真は撮りまくってますね。
若い子なんかはiPad掲げてムービーで撮ってるし。


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会場で見てる時はさー、記憶に焼き付けようって思って写真もメモもあんまり気合いれて取ってないんだけど、帰国してあらためて見返すと、きちんと記録とるとか図録買うとかすればよかったなって、毎回思う。この作品もよかったんだけど、あんま覚えてない。たしか傍にでっかい戦車?があったはず。


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アネットメサジェ、と思いきや違う作家なんだなーこれが(確か)。
俺の記憶をガバガバ。
他者に向けてブログ書くならちゃんとしてほしい(怒)!!


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まったく記憶になし。おい!


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ゲオルグバゼリッツ。写真ではわかりませんが、360度この絵に囲まれてます。


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モニターを連結させて曲面を作ってる。
力技すぎ。


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青い砂のゾーンにも入って鑑賞できます。
まあ、入ったからといってなにかアクションがあるわけではないんだけど。


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この恐竜(?)のなかは部屋みたいな空間になっており、入ることができる。


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えーっと、どこの国だっけ、、、確かアフリカの、、、展示作品が良かったことは覚えてるんだけど。


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やけに大掛かりなインスタレーション。高低差のある一本道を進んでいくと、アトラクションみたいな映像作品がある。回転するブースで映像をみる、、、みたいな作品。ぜんぜんわからないと思うけど。


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ぶん投げっぽい作品や難解な作品も多い中で、絵画作品があるとホッとする。


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野外にも作品がある、、、んだけど、この作家の作品は自然環境に紛れ込みすぎてどこに作品があるのかいっけんすると気がつかない。作品なのか元からそうなっているのか判断がつき辛かったりする。ささやかすぎ。それが面白かった。



ヴェネチアビエンナーレはとにかく疲れる!!
合計するとかなり歩くことになるし、作品数も多い。
でも、いろんな作品があって勉強になるし、楽しい。
日本人はアートに対してよくもわるくもマジメだなって感じますね。