日常

夢眠ねむより眠い俺


gggで田中一光。
ここに多摩美のグラフィックデザイン学科の入学試験における、ある種の「正解」が集約されている。
なのでもうずっと予備校で田中一光の模写とかやってりゃいーじゃんって思うんだけど、結局のところ真似するためには田中一光の良さを理解しなければいけない。それに全員がべつに田中一光を目指すわけでもないのでmuzukasi.


いまの職業における自分の半端さを感じる。
もし予備校講師としてプロフェッショナルになるのならばもっと捨てなければいけないものがある。
それはたとえばこのブログ。己にはやはりまだ表現したいという未練があるのでは。僕が「プロだな」って思ってる何人かの予備校の先生はきっとブログとかやってない。



先日のパパタラフマラ。
小池さんは3.11の後にパパタラの解散を発表したわけだけど、アフタートークで「これまではなるべく発言しないようにしてきた。けれど最近はそうも言っていられなくなってきた。発言していきたい」と言っていた。具体的に解散後なにをするのか質問してみた。
そしたら「本を書きたい」って言っていた。



ちょっとネガティブな記事から今年のブログはスタートしたが、なんだかんだで今年はいろいろ観ている気がする。この勢いで海外とかいけたらいい。作品をつくるかどうかはわからない。

トッポ腸うまい


このあいだ「けいおん!」の映画をみた。映画版だからといって劇場版ドラえもんやクレしんのように登場人物がいきなり覚醒することもなく、いたって普段通りのけいおん!だった。それがすごい。海外旅行したくなった。

このあいだまでやってたアニメでいえば輪るピングドラムが面白かった。ウテナはもとより、エヴァとかレインとか90年代アニメを引きずってる感じ。ちはやふるは激アツ。普通に毎週面白くてビックリする。
フェイトは高校生に人気が高いようだが、盛り上がる直前で4月に持ち越しでまだなんともいえない。ギルティクラウンはなんだかうだうだやって女の子の顔が紅くなってピカーッと光って解決みたいな。Eテレの再編集版「日常」は…どうだろ。日常特有の「間」みたいなものがなくなってる気がするが。

いま放映してるのだと「戦姫絶唱シンフォギア」がいろんな意味でクソ面白い。



このあいだメディアアートは閉じている、とかサラッと書いてしまったがじつはメディアアートとかぜんぜん知らない。
まあ閉じているってい思うのはたとえば今回の学生CGコンテストで四方さんが多摩美の学生に賞をあげたりっていうことかな。メディア芸術祭やあのへんのコンテストの受賞者が結果的に多摩美とかそのへんで固まってたりするようなイメージ。グラフィックデザインでいうADCのような内輪っぽさ。個人のアーティストとして存在してるっていうか、全体でメディアアート同好会っぽい。アートならアートでいい。そこにメディアとつける意味は……って大学二年生くらいで考えそうな内容ですいま千円。



教えることは難しい。
言葉で伝えてすぐにできるようになればいいのだけれど、そう上手くもいかない。
ひとりひとりに時間を割くとしても最低30分~1時間はかかる。本当は何時間でも何日でも、もっと話し込まなければいけないのだろう。
デキる講師はもっとデキるんだろうな。
母さんわたしは無力です。
そうも言ってられない時期ですが……。



トッポ超うまい。


ではまた。

かたこり

近々解散をするパパタラフマラの「島」をみたり、ガスヴァンサントの「永遠の僕たち」をみた。
良かった。
7年くらいまえのことを思い出した。


受験が近いのでまた不定期更新になるかも。
いろんな感情を燃やして受験のためのエネルギーに変換します。
おやすみ。

ではまた。

雑記

高校と予備校、どちらも可能性のある学生ばかり。
そんな人々の未来に関わってくる仕事だけに受験が近くなってくるこの時期はちょっと緊張する。

この仕事は自分にとって勉強になることが多い。それは美術に関しての勉強だけではない。講師としてどのように授業をデザインしていくか決まった方法があるわけではなく、自分自身の特性やその年度の学生のノリなども含めて試行錯誤ばかりだ。こうやってお仕事頑張ってる風に書いてはいるがいまだに望むような結果が出たことはない。もっと出来るはずなのに怠けているところもある。



予備校は大学に合格という目標を持ったうえで、高校が終わったあとにさらに安くない学費を払って自分の意志で来ているところだから、こちらが統制をとりやすいことは確か。やる気がなければ来る必要はない場所だ。遅刻や作品の未提出があっても「それじゃ大学に合格できないよ」と言えば本人たちも反省する。緊張感のある空気が作りやすい。大人のルールが通用するのだ。

高校は受験倍率もそこそこある美術科の学校とはいえ、やはり高校生にとっては一日の大半を過ごす生活の場。
義務教育ではないとはいえ、課題に対するやる気は学生によってまちまち。画材道具を忘れた、提出期限までに間に合わなかった、課題のプリントをなくした….。そういうことも多々ある。彼らにとっては数ある授業のひとつでしかない。サボりたくなったり、なんのために課題をこなさなければいけないのか目的意識も明確ではない人もいるだろう。



しかし自由な発想で面白い作品が出てくるのは高校のほう。
「なんかよくわかんないけどやりたいようにやってみました」的ないい意味でのテキトーさは時にとてもクリエイティブだ。制作時間もたっぷりある。週1回の授業なので1つの課題に1ヶ月くらいはかけるからだ。家に持ち帰って制作すれば使える時間はほぼ無制限といっていい。

一方、予備校は限られた時間と受験というプレッシャーのなかで学生の描く作品はテクニックに陥りがちだ。絶対に失敗をしない方法を追い求め、気にするのは表面ばかり。それが結果的に遠回りになるとも知らずに!

ただ予備校でも、ときに受験課題とはいえ本当に素晴らしい作品も出てくるし、受験に失敗して浪人した高校生が1年後には見違えるように完成度の上がった作品を描いている光景を見てしまうと(そして人間的にもちょこっと成長していると)、やはり予備校という環境も悪くないと思ってしまう。



美術を教えるにあたって高校と予備校でそれぞれメリットとデメリットがあり、それぞれのメリットを合わせたハイブリッドな教えかたができれば…とも思うのだけれど、現実的には難しいところもある。
なにより普段のぼくは授業で何もしないことで有名なので、学生からしたら「なに偉そうなこと言ってんだこいつ」と思うかもしれません。すいません、まじ調子のりました。

ひとりごとですのであしからず。
ではまた。

飲み会彫刻

思い出横丁のたにぐちくん主催の「飲み会彫刻 vol.2」にフラッと参加してきまんた。

場所は飯田橋にある「文明」という、たにぐちくんその他が借りているフリースペース。
元居酒屋という空間だけあって、天井から菅野美穂のNUDITY(3.11でも落ちなかったらしい)に見つめられたりして、とても犯罪の香りがする空間でした。なんかファイトクラブみたいだった。

菅野美穂


ちなみに飲み会彫刻とは

「飲み会彫刻とは、酒を飲みながら身の回りにある割り箸やコップやお皿やつまみ等で彫刻を作る会(ワークショップ?)です。作品が出来たら写真を撮ってtumblrにアップして、それを肴にまた酒を飲みます。」

だそうです。(http://nomikai-sculpture.tumblr.com/aboutから引用)



こんな机上。


安い材料で写真撮ったらすぐ壊すとはいえ、やっぱいちおう制作しながら「これいいかも」とか「ちょっと違うな」とか思うわけじゃないですか。バランスとか。写真の構図とか。
とはいってもお酒も飲んでるし「まあ別にこんなんでいいだろ」って最終的にぶん投げる感じ。そんで写真をみて「あ、結構自分の作品イケてるかも」って心の中で思って、また飲んで制作。


講師的な視点から見ると、この材料にとくに制限がなく、良い作品を作らなきゃいけないっていうプレッシャーを感じずに楽しく手を動かせるっていうのはすごく良いですね。モチーフも美大受験っぽい。

空間構成はもちろん、素材の特性、総合的なバランス感覚、発想力、写真の構図、その場のノリ、ぶん投げるテキトーさ、色んなことが身につきそうです。

これ、ほんとカリキュラムに組み込みたいけど「酒を飲む」ってところがハードル高い。
むしろ違法。



今回、自分が作ったなかでいちばん気に入ったのはこれかなあ。



アルミホイルと目玉クリップ。
もう少し撮影の角度をナナメからにすれば良かった。


今回の参加者みんなの作品はタンブラーではなくここで見られるそうです